ラ・テールブログ

自然素材にこだわった洋菓子・パン・レストランの、世田谷三宿ラ・テールブログ


【ブーランジェリー】今年も産地とともに…小麦の種まき体験報告


みなさん、明けましておめでとうございます。
ブーランジェリーラ・テールのブーランジェ 佐々木直子です。
今年もラ・テールをよろしくお願いします。

ラ・テールブログ新年第1回目は、
昨年の秋に私が参加した、小麦粉の種まき体験の様子をお届けします。

ラ・テールでは、今年も産地とのつながりを大切に、
生産者から届けていただいた素材を使って、
お客様においしいパンをお届けしたいという思いをこめて…。

2006年10月15日日曜日、山梨県の長坂町にある「緑の風」という社会福祉施設にて、
小麦の種まき体験に参加させていただきました。


畑の様子

少々見えにくいのですが…
緑の地帯の奥に、小麦の畑があります。


この日、お世話になった「緑の風」という施設は、
知的障害のある人たちが働くことを通して毎日を生き生きと暮らし、
働く喜びを感じてもらうための施設。
「北杜の小麦」を育てて収穫し、パンやクッキーなどの焼き菓子が作られているほか、
花や野菜が育てられています。


緑の風 玄関 
↑「緑の風」のかわいらしい玄関~かぼちゃもここで収穫されたものだそうです~

「北杜の小麦」は、この地域でとれる小麦粉で、
昨年ラ・テールでは、8周年記念限定のパン「大地の食パン」にも使いました。

小麦には「春まき小麦」と「秋まき小麦」の2つがあります。
「秋まき小麦」の「北杜の小麦」は、秋に種をまき、冬の間に土の中ですごし、
融雪直後から、生育がスタートします。
生育期間中は、「春まき小麦」に比べて長くなりますが、
その分、開花、出穂期が1週間~10日間早まるので、
病害の発生が回避でき、収穫量が比較的安定するのだそうです。

しかし、去年の冬に雪が降らずに、寒さが続いたため、
芽が凍り付いてしまい、今年の夏の収穫量は、予定の3割程度だったそうです。
私たちの食べているものは、自然の恵みのおかげであるとともに、
自然の厳しさに左右されていることを改めて感じました。

種まき作業は、まず畑に等間隔に、蒔くラインを決めて、
足踏みで堀を作っていく…。
そして肥料、種を蒔いて、上から土をかぶせて、ならすというもの。


スタッフの方が用意してくださったカップ1杯分の種と肥料を、
ちょうど塩を振るような要領で、土の上に少しずつ蒔いていきます。
この時の量が多すぎても、少なすぎても良くないということで、気を遣う作業でしたが、
畑の1面を、十数人での作業だったので、あっという間に終わりました。
普段は機械を使うそうですが、手作業だった時代はかなりの体力と根気が
必要だったのではないかと思いました。

お昼ごはん
↑この日に出されたお昼ごはん。
手づくりのコロッケを、コッペパンにはさんでいただきました。
このほか、溶岩窯で焼いたバゲッドなども登場。


今回種まきに参加して感じたことは、
小麦粉は「土から生まれるものである」ということ。
とても当たり前のことですが、普段きれいに製粉されて、
袋に入った小麦粉を見慣れている私には、
土や太陽や雨などの自然の恵みを、肌で感じることができました。

農家の方々が、長い月日をかけて育ててくれた小麦が粉になり、
その小麦粉で私たちがパンにしていると思うと、とても無駄にすることはできないし、
パンを食べる側としても粗末にしてはいけないと思います。

今回お世話になった「緑の風」では、定期的にイベントも開かれています。
八ヶ岳の麓でおいしい空気と、土にふれることができ、のどかな時間がすごせると思います。


緑の風 ビニールハウス

社会福祉法人「緑の風」http://www.midorinokaze.jp/


「緑の風」の前に広がる八ヶ岳
↑目の前に八ヶ岳の大きな自然が広がります

できれば、来年の夏の収穫にもぜひ参加してみたいと思っています。

そして、育てる人と、パンを買ってくださるお客様の
顔の見える関係をもっと強くできればと思っています。



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